都会のイメージが強い東京も、西東京方面に足を伸ばすと自然が多い住宅エリアに入ります。街中よりも、比較的広い土地で桜を見られるので、ピクニック感覚でお花見するのも良いでしょう。東京駅付近や新宿から行きやすい、東京西エリアの桜スポットをご紹介します。
東京・西エリアの人気お花見スポットランキング
1位：井の頭恩賜公園（武蔵野市）
■見どころ：公園の中央にある大きな池を囲むように約600本の桜が植えられています。特に中央の七井橋から眺める桜は圧巻。水面とのコントラストが美しく、毎年多くの花見客が訪れます。公園内には弁財天神社や湧き水、植物園などがあり、散策も楽しめます。近くには動物園や「三鷹の森ジブリ美術館」（予約制）もあるので、お花見ついでに立ち寄っても良いでしょう。
■例年の開花時期：3月下旬～4月上旬
アクセス：https://goo.gl/maps/sKN6468QabB2
■空いている時間帯：桜の時期は昼夜問わず賑わい、特に週末は大混雑を覚悟しましょう。平日の早朝なら比較的空いています。ホテルから車で向かってお花見をしたあと、近くのカフェで朝食をとるのも良いでしょう。
■裏技情報：吉祥寺駅方面から向かうと大変混雑しています。1駅手前の井の頭公園駅付近の広場は桜の本数は多くはありませんが、比較的人が少なくお花見しやすいスポットです。
＜周辺情報＞
■井の頭自然文化園 http://www.tokyo-zoo.net/zoo/ino/
200種を超える動物が飼育されており、中にはカピバラ、フェネックなど珍しい動物も。また、「モルモットふれあい広場」や「リスの小径」など動物と触れ合える施設の他、メリーゴーランドや回転ティーカップなど乗り物があるミニ遊園地があります。日本を代表する彫刻家・北村西望の彫刻作品も見学することができます。ファミリーやカップルでも楽しめます。
開園時間9：30～17：00
定休日：月曜日（月曜日が国民の祝日や振替休日、都民の日の場合は、その翌日が休園日）／年末年始（12月29日から翌年1月1日）
■三鷹の森ジブリ美術館：http://www.ghibli-museum.jp/
世界的に人気のあるスタジオジブリ作品の世界が展示されたミュージアム。日本・世界各国から訪れる人が多い超人気スポットです。中ではアニメの原画やオリジナルムービー、作業場などが再現され、見どころもたくさん。オリジナルグッズも購入できます。入場は日時指定の予約制のため、事前にチケットを手配しておく必要があります。
開園時間10：00～18：00
休館日：毎週火曜日
2位: 昭和記念公園（立川市）http://www.showakinen-koen.jp/
■見どころ：約180万平米の広大な敷地内にある約1500本の桜は圧巻。31品種の桜が植えられているので、園内の場所によって異なる桜を眺めることができます。満開中の4日間はライトアップされ、20時まで夜桜を楽しめます。散策やレジャーを楽しみながらお花見を楽しむと良いでしょう。レンタルサイクルや遊具、バーベキューガーデンもあるので、お花見の時期以外もファミリーや仲間で楽しめるスポットです。都内から車を使えば約1時間～で到着できます。
■例年の開花時期：3月下旬～4月上旬
■休園日：12月31日、1月1日、2月の第4月曜日とその翌日
アクセス：https://goo.gl/maps/CDzs7WGgYGA2
■裏技情報：広大な敷地の昭和記念公園は、８つの入り口があります。JR中央線の駅から近い“西立川口”と“立川口”は、電車利用の人も多く、どちらにも広い駐車場があるため、特に混雑します。北側の“砂川口”は駐車場もあり、やや人が少ないためこちらを利用するとスムーズかもしれません。
＜周辺情報＞
■レイクサイドレストラン：http://www.showakinen-koen.jp/facility/facility_restaurant_lakeside/
公園内のレイクサイドにある和食を中心としたレストラン。本格的な定食や天丼などがいただけます。ボート乗り場に隣接しているので、ボート遊びのあとに立ち寄ってみては？
■日本庭園：http://www.showakinen-koen.jp/facility/
公園内にある日本庭園はぜひ立ち寄ってほしいスポット。庭園の中央には大きな池を配し、その周りには日本式の建築物が並んでいます。季節折々の植物も楽しめるため、桜以外の自然にも触れることだできます。
3位: 富士森公園 （八王子市）
■見どころ：もともとは運動公園として親しまれ、競技場などがあります。約280本の桜が植えられ、シーズンには露店も多く出るため、花見客でにぎわいます。満開時には夕方～22時まで提灯によるライトアップがされ、比較的長く夜桜を楽しめます。都内を観光したあと、夜桜見物に訪れても良いでしょう。
■例年の開花時期：3月下旬～4月上旬
アクセス：https://goo.gl/maps/FG33CSfgSZk
■裏技情報：屋台が店じまいを始める21時以降に行くと、昼間よりもゆっくり夜桜を眺めることができます。この時間なら駐車場にも余裕があります。
＜周辺情報＞
■八王子周辺：https://www.city.hachioji.tokyo.jp/kankobunka/innbaunndo001/p021890.html
東京都でありながら、豊かな自然に囲まれた八王子市。外国人観光客から人気が高く、ミシュランガイドでも評価を得た「高尾山」の他、八王子城跡など歴史を感じられるスポットも点在しています。駅前には飲食店や商店街があるので、ランチやディナーも便利。車なら移動も楽なので、高尾山→お花見→ディナーなどのコースで出かけてみても良いでしょう。
4位: 大学通りの桜（国立市）
■見どころ： 東京の文教地区である国立市。駅前からまっすぐ伸びる「大学通り」の両サイドには桜の木が植えられており、満開時には美しい桜並木の下を歩くことができます。歩いて散策しても良いですし、車で走りながら眺めても十分楽しめます。
■例年の開花時期：3月下旬～4月上旬
アクセス：https://goo.gl/maps/ujQreB7BS2T2
■裏技情報：平日の午前中は比較的歩きやすいが、休日や祝日は混雑します。通り沿いのレストランを予約して、桜を眺めながらランチやディナーをいただくのも良い方法です。
＜周辺情報＞
■谷保天満宮：http://www.yabotenmangu.or.jp/
東日本で最古の天満宮（交通安全と学業祈願の御利益がある神社）として歴史のある神社です。緑が多く、荘厳な雰囲気で地元に人にも親しまれています。
5位: 文理台公園（西東京市）
■見どころ：大きな都道の通りに位置し、大きな広場があり、ソメイヨシノをはじめたとした桜が多くあります。園内には桜の他に鑑賞用の池、梅などのがあり、散策も楽しめます。広々としているのでファミリーや高齢者とお花見を楽しむのに安心できるスポットです。
アクセス：https://goo.gl/maps/mZbm9RBBLTC2
■例年の開花時期：3月下旬～4月上旬
■空いている時間帯： 平日の午前中
＜周辺情報＞
■東伏見稲荷神社：http://www.higashifushimi-inari.jp/
赤い鳥居が目印で商売繁盛や家内安全にご利益があると言われています。観光客が多く、季節によってはお祭りや屋台を見ることができます。公共交通はバスがメインでやや行きにくい場所にあるため、車を利用してお花見ついでに立ち寄るのがおススメです。
比較的ゆったり桜を見られる！西東京のお花見穴場スポット
1. 善福寺公園 (杉並区) http://www.city.suginami.tokyo.jp/shisetsu/kouen/toritsu/1007387.html
中央にある大きな池を囲むように桜が点在し、池越しに見る桜は風情が感じられます。遊歩道があるので、散歩をしながらゆっくり桜を眺めたい人やランニングをしたい人におススメしたいスポットです。
■穴場の理由
住宅街の中にあるため、訪れるのは地元の人が中心。観光には車で訪れたほうが便利です。観光客が少ないので、じっくり静かにお花見をすることができます。
■アクセス： https://goo.gl/maps/aK7QaHiecBK2
２．野川周辺（調布市）
川沿いに枝垂れ桜が植えられており、土手の緑とのコントラストが綺麗です。都内なのにどこか田舎に来たような風景を味わえます。お天気が良ければ、川べりで遊ぶこともできます。
■穴場の理由
公共交通ではアクセスが不便な場所にあるため、比較的、観光客が少ない。貸切車を使った方が行きやすいでしょう。近くには観光スポットの深大寺があります。
■アクセス：https://goo.gl/maps/cJ6wktVREE92
混雑に巻き込まれずに「桜」を見るための裏技
■車から眺める
都内よりも比較的道が広く、渋滞にも巻き込まれにくい西東京エリアの一般道。有名お花見スポットでなくても、大通り沿いや川べりに桜並木を見つけることができます。車でドライブがてら走るだけでも、あちこちで桜を眺めることができるでしょう。
■大学や高校の正門に立ち寄る
大学や高校など学校の正門付近には、桜が植えられていることがほとんどです。許可なく校内に入ることはできませんが、門の外から眺めるはOK。お花見スポットではないので、人が集まることがなく、快適に見学することができます。