モダンな横浜、日本情緒ある鎌倉、どちらでお花見を楽しむ?

古くから貿易港として栄えた横浜では、モダンな雰囲気と異国情緒ある街並みの中で、桜を楽しめる日本でも数少ないスポットです。一方、海と山の自然に囲まれた鎌倉では、日本の伝統文化と合わせて情緒のある桜の風景を眺めることができます。どちらも東京から車で約1時間ちょっとで行けるので、観光巡りを兼ねて訪れたいですね。

横浜の人気お花見スポットランキング

1位:山下公園(横浜市中区) http://www.welcome.city.yokohama.jp/ja/tourism/spot/details.php?bbid=190

■見どころ:横浜を代表する観光名所で、国内外問わず多くのひとが訪れます。園内では横浜マリンタワーや客船・氷川丸を背景に桜を眺めることができ、横浜らしい風景を楽しめます。特に園内東側にある「世界の広場」付近にあるシダレザクラは圧巻です。夜は夜景を楽しみながら、夜桜見物も良いでしょう。

■例年の開花時期:3月下旬~4月上旬

アクセス:

<周辺情報>

■横浜中華街:http://www.chinatown.or.jp/

山下公園中央口からすぐの場所にある横浜中華街。こちらも有名な観光スポットで多くの人で賑わいます。飲食店だけではなく、雑貨やリラクゼーション、アミューズメント施設、横浜関帝廟といった観光施設もあります。食べ歩きをしながら散策するのもよし、ランチやディナーに訪れるのもよし、横浜に行ったら1度は訪ねたいスポットです。

2位: 元町公園(横浜市中区) http://www.hama-midorinokyokai.or.jp/yamate-seiyoukan/ehrismann/

■見どころ:横浜の外国人居留エリアだった山手にあり、外国人墓地の隣にある西洋館「エリスマン邸」を擁する公園です。小高い丘の上にある園内には約80本の桜があり、モダンな洋館と桜の調和が見事です。遠くには横浜ランドマークを望むことができ、街並みとのコントラストも楽しめます。坂道の多いエリアなので、貸し切り車で訪れたほうが快適です。

開館時間:9:30~17:00 休館日:第2水曜日

■例年の開花時期:3月下旬~4月上旬

アクセス:

<周辺情報>

■山の手西洋館一帯:http://www.hama-midorinokyokai.or.jp/yamate-seiyoukan/map.php

古くから貿易拠点として発展した横浜には、外国人居留地区があり、現在も洋館や西洋式ガーデンが残されています。山の手と呼ばれるこのエリアには、貿易商の邸宅ブラフ18番館や外交官の家、英国総領事邸宅だった横浜市イギリス館など、多くの文化的建築があります。モダンで落ち着いた街並みは、写真映えするスポットもたくさん。貸し切り車でドライブを楽しみながら、港のある風景を散策してみては?

3位: 三ッ池公園(横浜市鶴見区)

■見どころ:日本の「さくらの名所100選」にも選ばれている有名なお花見スポット。2月中旬には一足先に寒桜が咲き、シーズンには1600本の桜が満開になります。園内には3つの池があり、湖面に移る桜の風景が美しく、圧巻です。園内には78品種の桜があるので、一度に異なる桜を見られます。横浜駅から距離があり、公共交通では不便な場所にあるので、貸し切り車で訪れたほうがスムーズです。

■例年の開花時期:3月下旬~4月上旬

アクセス:

<周辺情報>

■キリンビール横浜工場:https://www.kirin.co.jp/entertainment/factory/yokohama/

日本を代表するキリンビールの工場見学ができます。原料や製法、パッケージングなどを見学できるほか、最後はビールの試飲もできます。レストランも隣接しており、バーベキューが楽しめます。見学には事前にネット予約が必要です。

開館時間:10:00~17:00(要確認) 休館日:毎週月曜日

鎌倉の人気お花見スポットランキング

1位: 鶴岡八幡宮(鎌倉市)

■見どころ:観光地としても有名で、季節を問わず、国内外から多くの参拝客が訪れます。桜のシーズンには、境内にある源氏池のほとりでのお花見がおススメ。池の周りを囲むように、水面すれすれに咲く桜の光景は、息を呑む美しさです。源氏池近くには神苑牡丹園があり、ここでも見事な牡丹を見学できます。鶴岡八幡宮周辺は車が混雑するので、貸し切り車で送迎してもらうと良いでしょう。

参拝時間:6:00-21:00

■例年の開花時期:3月下旬~4月上旬

アクセス:

<周辺情報>

■建長寺:https://www.kenchoji.com/

1253年に創建され、国の重要文化財に指定されている総門・三門・仏殿・法堂の歴史的建造物を中心に天井の龍雲図、唐門の装飾など見応えがあります。仏殿前にある樹齢730年と言われている白檀の古木も圧巻。奥の仏殿の裏はハイキングコースとつながっており、自然の中で散策も楽しめます。

参拝時間:8:30-18:30

2位: 源氏山公園(鎌倉市)https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/koen/p_genjiyama.html

■見どころ:歴史の息吹を感じられるお花見名所として人気があります。源氏山山頂一帯を切り開いて造られた園内には、約300本の桜があり、山々の自然とともに雄大な景色を見られます。鎌倉駅から住宅街を通り抜けて向かうこともできますが、北鎌倉と長谷地区を結ぶ対物・葛原岡ハイキングコースを歩いて向かうルートもあります。アクティブ派なら、散策がてらお花見をするのもおススメ。貸し切り車で送迎してもらえば、移動も快適なのでハイキングも思い切り楽しめます。

 アクセス:

■例年の開花時期:3月下旬~4月上旬

<周辺情報>

■寿福寺:https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kamakura-kankou/meisho/03jufukuji.html

長い歴史があり、木々に囲まれた静けさが荘厳な雰囲気の古寺です。参道までしか公開されていませんが、石畳の参道を歩くだけでも落ち着いた気持ちになれるはず。現在、世界遺産候補地になっており、観光客が少ない今のうちに参拝しておくといいかも。

3位: 円覚寺(鎌倉市)http://www.engakuji.or.jp/access.html

■見どころ:古都・鎌倉らしい風情を満喫できる円覚寺は、日本らしい桜の姿を見学できます。境内の三門や茅葺屋根の建物に囲まれた桜は、どこか懐かしくホッとする美しさ。国宝の舎利殿、洪鐘(おおがね)など貴重な歴史遺産に触れることもできます。朝早めに行くと、比較的ゆっくりと眺めることができます。

拝観時間:・3月〜11月 8:00〜16:30 ・12月〜2月8:00〜16:00

アクセス:

■例年の開花時期:3月下旬~4月上旬

<周辺情報>

■明月院:https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kamakura-kankou/meisho/07meigetuin.html

由緒ある禅寺の一つで、6月頃には数千本の紫陽花が境内に咲き乱れます。「あじさい寺」としても有名です。紫陽花シーズン以外でも、春には三門のシダレザクラが美しく、秋には紅葉と四季折々の景観が楽しめます。内部にある「悟りの窓」から眺める庭園は、禅寺らしい「わびさび」が感じられるでしょう。

比較的ゆったり桜を見られる!横浜・鎌倉のお花見穴場スポット

■三渓園(横浜市中区)https://www.sankeien.or.jp/

広大な敷地を持つ純日本庭園で、三重塔や臨春閣など重要文化財に指定されている古建築物があります。梅、桜をはじめ、四季折々の植物が楽しめます。桜のシーズンは、夜間にライトアップされ、三重塔と桜の幻想的な風景が圧巻です。

開園時間:9:00-17:00

■例年の開花時期:3月下旬~4月上旬

■穴場の理由

桜のシーズンはお花見客で賑わいますが、敷地が広いので人が多くてもさほど混雑を感じないでしょう。横浜駅から距離があるので、移動は貸し切り車を使ったほうがスムーズです。

■アクセス:

■極楽寺(鎌倉市極楽寺) https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kamakura-kankou/meisho/02gokurakuji.html

鎌倉駅から少し離れており、江ノ島電鉄極楽寺駅からすぐのところにあります。歴史ある古寺でこじんまりとした佇まいを見せています。桜のシーズンには、茅葺屋根の三門にかかるシダレザクラとのコントラストが日本的で情緒があります。鎌倉駅から海沿いをドライブがてら訪れると良いでしょう。

拝観時間:9:00-16:30

■例年の開花時期:3月下旬~4月中旬

■穴場の理由

鎌倉駅から離れているため、地元の人が多く訪れるお花見スポットです。小さなお寺なので観光客も少なめです。

■アクセス:

混雑に巻き込まれずに「桜」を見るための裏技

■早朝や午前中に行く

横浜・鎌倉は東京からアクセスが便利なため、シーズンには多くの観光客が訪れます。そのため、少しでも混雑を避けるなら、早朝~午前中に行けば比較的ゆったりお花見できます。貸し切り車でドライブしながら、江ノ島電鉄沿線に咲いている桜を眺めても良いでしょう。

■閉園時間ギリギリに行く

拝観時間や開園時間が決まっている寺院や公園は、大体閉園30分前が最終入場時間。この時間に入る人は少ないため、比較的ゆったり見ることができます。見学時間は限られてしまいますが、少しでも余裕を持って眺めたい人にはおススメの方法です。