日本文化が息づく古都・京都・奈良で桜を見よう Vol.2~奈良編~ 

京都に次ぐ人気観光地の奈良も、年間を通じで国内外から多くの人が訪れます。奈良は、例年、他の地域より桜の開花時期がやや遅いので4月の旅でも十分間に合います。桜のシーズンは花見客で賑わっており、古都の雰囲気と桜が織りなす素晴らしい光景を目にすることができます。お花見シーズンの混雑はありますが、専用車を利用すれば移動のストレスを感じることなく、行きたいところだけを効率よく巡ることができますよ!

奈良の人気お花見スポットランキング

1位:吉野山     http://www.yoshinoyama-sakura.jp/

■見どころ:全国でもNo.1の桜の名所と言っても過言ではない吉野山。日本の桜を堪能するなら1度は訪れたい場所です。約200種、およそ3万本の桜が山々と谷に密集しています。「一目で千本の桜がみられる豪華さ」という意味で、吉野の桜を表す「一目千本」という言葉が伝わっています。例年、夜間はライトアップも行われ、一層幻想的な景色を醸し出しています。また、吉野大峯は世界遺産にも登録されており、数々の歴史的建造物を巡ることもできます。

奈良市内からは距離があり、桜の時期は公共交通も非常に混雑しているため、専用車で行ったほうがスムーズです。

※ライトアップ時間は年度により異なるため要確認

■例年の開花時期:4月上旬~4月下旬

アクセス:https://goo.gl/maps/6aeH82L2R5C2

<周辺情報>

■中荘温泉:http://www.nantokanko.jp/midokoro/1297.html

吉野川沿いにある立ち寄り温泉で、かけ流しの湯は吉野川が源泉です。浴室からは吉野川の自然を眺めることができ、地元民に愛されている浴場です。休憩や軽食が取れる「めん茶寮」が併設されているので、お花見の行き帰りに立ち寄ってみたいスポットです。

2位: 奈良公園(奈良市)http://nara-park.com/

■見どころ:東大寺大仏殿を有する奈良のシンボル。年間通じて観光客が訪れ、放し飼いの鹿と触れ合えることでも有名です。桜のシーズンでは、ナラノヤエザクラと呼ばれる小さな桜が見どころで、他にも多彩な桜を見物できます。気候にもよりますが、3月下旬~4月下旬までと、比較的長く桜を楽しめます。とにかく敷地が広いので、専用車を使いながら観光地巡りの合間にお花見をすると良いでしょう。

■例年の開花時期:3月下旬~4月下旬

アクセス:https://goo.gl/maps/EoRpkLywX5r

<周辺情報>

■東大寺:http://nara-park.com/spot/todaiji/

奈良公園の奥にある8世紀前半に建立された世界最大の木造建築物で数多くの国宝や重要文化財を見学できます。特に国宝の廬舎那仏(奈良の大仏)は奈良のシンボルとして有名で、国内外問わず多くの観光客が訪れます。約18mの巨大な大仏像は圧巻。他にも正倉院や春日大社、興福寺など見ごたえのある観光スポットが満載です。奈良公園付近には飲食店やカフェ、お土産店もたくさんあるので散策も楽しめます。

3位: 郡山城跡(大和郡山市) http://www.yk-kankou.jp/

築城から約400年以上の歴史を誇り、日本の名城としても有名です。城の周りのお濠を囲むように約800本の桜があり、城郭と桜のコントラストが美しい。天守閣に登れば、見事な桜の風景を一望できます。夜はライトアップされ、昼間とはまた違った景観が楽しめます。

※ライトアップ時間は年度により異なるため要確認

■例年の開花時期:3月下旬~4月上旬

アクセス:https://goo.gl/maps/ZsXSQo6Fc3F2

<周辺情報>

■御菓子 本家菊屋:https://kikuya.co.jp/

創業400年の伝統を守り続ける和菓子店。お店の入り口や天井は当時の佇まいを残しており、歴史を感じさせられます。人気No.1は上質な白小豆と福白金時を使用した「菊之寿」。和菓子なのにケーキのような食感が味わえると幅広い世代から支持を集めています。お土産にも最適です。

4位: 月ヶ瀬湖畔(奈良市月ケ瀬長引)http://www.tsukigasekanko.jp/place/

■見どころ:日本が誇る名勝の一つで、名張川と渓谷を囲む梅林が有名。月ケ瀬湖畔沿いには約4㎞に渡って桜の木が並び、自然と調和した美しい桜の風景を眺めることができます。特に月ヶ瀬湖にかかるつり橋「八幡橋」からの桜と渓流の眺めは日本らしい風情を感じることができます。奈良市から離れており、公共交通では行きにくい地域のため、専用車を使った方が便利です。

■例年の開花時期:4月上旬~4月下旬

アクセス:https://goo.gl/maps/6BiuSYHVVjr

<周辺情報>

■湖畔の里つきがせ:http://www.tsukigasekanko.jp/member/member2/

「田舎風な、旬の食材を使った食堂経営」をコンセプトに、地元の主婦たちが腕を振るい、あたたかな料理を提供してくれるレストランです。リーズナブルでホッと一息つけるので、休憩やランチに利用したいお店です。地元の特産品が購入できる売店もあります。

5位: 又兵衛桜(宇陀市)

■見どころ:日本の有名な戦国武将・後藤又兵衛の屋敷跡にあり、「又兵衛桜」と呼ばれています。樹齢300年と言われるシダレザクラは、枝振りが見事で息を呑む美しさです。背景には山々の緑とピンクの桃の花が咲乱れ、桜とのコントラストが素晴らしい。毎年、日本国内外から多くのお花見客が集まります。奈良市街から離れているため、公共交通では電車やバスを乗り継ぐ必要があります。専用車で訪れたほうが快適でタイムロスがありません。

アクセス:https://goo.gl/maps/Q5qQ6hDro652

■例年の開花時期:4月上旬~4月中旬

<周辺情報>

■室生寺:http://www.murouji.or.jp/

深い山の奥にある山岳寺院で、創建時期は未だ不明ですが770年頃と言われています。敷地内には金堂、五重塔などの国宝や弥勒堂などの重要文化財が多数あり、安置されている仏像もほとんどが国宝と重要文化財という貴重な文化遺産です。境内は深い樹木に囲まれ、神秘的な雰囲気を醸し出しています。こちらも山間部にあるため、専用車を使ってレジャー気分で訪れたいスポットです。

比較的ゆったり桜を見られる!奈良のお花見穴場スポット

1.佐保川の桜並木(奈良市)

奈良市内を流れる佐保川の川沿いに約5kmに渡る桜並木があります。毎年お花見客で賑わいますが、川岸には遊歩道があり桜並木が長いため、さほど混雑を感じずに桜を眺めることができます。夜はライトアップされるため、観光の締めくくりやディナーのあとに訪れても良いでしょう。

■例年の開花時期:4月上旬~4月中旬

■穴場の理由

川沿いにあり、お花見客が一か所に集中しないので歩きながらお花見できます。遊歩道が整備されており、車の通りがないのもゆったりできる理由です。専用車で近くまで行って、散策後に迎えにきてもらうのがベストです。

■アクセス:https://goo.gl/maps/gRYcGKSBfY22

2.平城宮跡(奈良市佐紀町) http://heijo-kyo.com/

古代日本において天皇や役人施設が集まっていた平城宮の跡地で、現在は資料館になっています。敷地内には約120本の桜が点在しています。敷地も広いので、ファミリーやグループでのお花見に良いでしょう。車を使えば奈良公園から1時間以内で行けるので、観光がてら立ち寄るのもおススメ。

■例年の開花時期:4月上旬~4月下旬

開園時間:9:00~16:30(※入場は16:00まで)定休日:月曜

■穴場の理由

桜の木が密集していないため、混雑が少なく、自分の好きな場所で桜を眺めることができます。他の桜の名所と比べるとやや人が少ないので比較的ゆったりお花見できます。

■アクセス:https://goo.gl/maps/AHDW7wZX9yo

混雑に巻き込まれずに「桜」を見るための裏技

■公共交通では行きにくい場所へ行く

山に囲まれた奈良は、観光スポットも公共交通では不便な場所にあります。また、奈良の桜の名所は山間部や渓谷にある場合も多いので、専用車を使って早朝に出発するか、夜間を狙うと比較的ゆったりお花見できます。専用車を使えば、郊外桜スポットへもスムーズに行けますし、お花見をしたあとも直ぐに移動できます。観光も兼ね、効率よく回れます。

■桜の名所は午前中に、夜は市内で夜桜を楽しむ

奈良には日本でも屈指の桜の名所がたくさんあります。シーズン中はツアー客が国内外から押し寄せるため、郊外の桜スポットは比較的空いている早朝や午前中に行くと良いでしょう。午後は観光巡りをして、夕方奈良市街地に戻り、ディナーの前後に夜桜を見学すれば、充実した旅になるでしょう。