日本文化が息づく古都・京都・奈良で桜を見よう Vol.1~京都編~

最も日本らしい文化都市・京都と歴史を感じさせる奈良。国内外から多くの人が訪れる観光地で、特に桜のシーズンは、花見客で賑わっています。人気のお花見スポットは混雑していますが、その分見事な桜と景観が楽しめます。少しでも混雑を避けるには、専用車を利用して早朝や夜、郊外へ出かけると良いでしょう。

京都の人気お花見スポットランキング

1位:仁和寺(京都市左京区)http://www.ninnaji.jp/

■見どころ:日本のメディアでもたびたび取り上げられる仁和寺の桜。888年に創建された歴史と格式のある寺院は世界遺産と国宝に指定されています。敷地内の金堂前のソメイヨシノや鐘楼前にあるシダレザクラは息を呑む美しさです。五重塔を背景に桜を見られるのも人気の理由です。中門付近にある「御室桜」は例年4月の半ばまで咲いているので、満開時期をはずしても見事な桜を眺めることができます。

開園時間:9:00~17:00

■例年の開花時期:3月下旬~4月上旬

アクセス:https://goo.gl/maps/CA6kcntwqnL2

<周辺情報>

■龍安寺:http://www.ryoanji.jp/smph/

石庭の最高傑作、枯山水の庭として有名な「方丈の庭」があり、世界文化遺産リストに登録されています。白砂に15個の石がありますが、どの位置から眺めても14個しか見えないように配置されています。これは「石庭の謎」として有名で、見学者それぞれにその意味を問いかけています。日本の奥ゆかしさを感じられる観光名所です。仁和寺の近隣にあるのでお花見ついでに立ち寄ってみては?

2位: 醍醐寺(京都市伏見区)http://www.daigoji.or.jp/

■見どころ:世界文化遺産で、歴史ある京都の名所。広大な敷地内には約800本の桜が植えられており、ソメイヨシノのほか、ヤマザクラ、ヤエザクラなどさまざまな種類の桜がある。特に三宝院付近のオオベ二シダレ、オオヤマザクラは満開になると圧巻の美しさを誇ります。駅から遠いため、車を利用したほうがスムーズです。

開園時間:9:00~17:00(12月11日~2月末日は16:30まで)

※発券終了は閉門60分前、各所入場は閉門30分前まで

■例年の開花時期:3月下旬~4月上旬

アクセス:https://goo.gl/maps/pefQ4yKycYT2

<周辺情報>

■伏見稲荷大社:http://inari.jp/

国内外問わず、京都伏見観光の名所。「お稲荷さん」と親しまれ、狐が祀られており、五穀豊穣や家内安全、商売繁盛に後利益があるとされています。特に有名なのは千本鳥居。朱色の鳥居が並ぶ幻想的な光景は多くの観光客を魅了しています。終日解放されているので、鳥居の写真撮影をするなら早朝がおススメです。チャーター車なら早朝や夜分でもスムーズに移動できます。

3位: 清水寺(京都市東山区)https://www.kiyomizudera.or.jp/

京都で一度は訪れておくべき観光名所で、常に参拝客で賑わっています。本堂を中心に約1500本の桜が植えられており、毎年多くの花見客を魅了しています。山の斜面にせり出すように建てられた「清水の舞台」は、釘を1本も使っていない宮づくり。舞台からは京都市街を一望でき、ここから見る桜は一生の思い出となるでしょう。朝早くから開いているので、早朝に行けば、比較的ゆっくり見学できます。夜はライトアップもされ、幻想的な景観を楽しめます。

開園時間:6:00~18:00 ※ライトアップ時間が年度により異なるため要確認

■例年の開花時期:3月下旬~4月上旬

アクセス:https://goo.gl/maps/ubyfKZLkPDS2

<周辺情報>

■二年坂・三年坂:https://goo.gl/maps/FSt9BcFwS9o

八坂神社から清水寺まで続く参道で、飲食店やカフェ、土産物店が並びます。おせんべいや餅などを食べ歩きしたり、カフェで和風スイーツを楽しんだりできます。着物レンタル店や舞妓体験ができるお店もあるので、和装で清水寺散策をするのもおススメです。

4位: 東寺(京都市南区)http://www.toji.or.jp/

■見どころ:世界遺産に指定されている寺院の一つで、五重塔や御影堂、金堂など国宝に指定されている文化財が数多くあります。お花見スポットとしても人気があり、約200本のカワヅザクラやソメイヨシノが咲き乱れ、中でも「不二桜」というシダレザクラが有名です。満開時は五重塔とのコントラストが圧巻。シーズン中は18:30~21:30までライトアップされるため、昼間とは違う美しさを堪能できます。

開園時間:5:00~17:00 ※ライトアップ期間は年により異なるため要確認。

■例年の開花時期:3月下旬~4月上旬

アクセス:https://goo.gl/maps/zwQ4dpFkxzN2

<周辺情報>

■郷土玩具 平田:https://www.kyodogangu-hirata.com/

東寺の大宮東通近くにあり、日本の伝統的な玩具や雑貨1500点以上が並んでいます。年代物の置物、お面など見ているだけで楽しめるスポットで、今は製造されていない珍しい玩具も手にすることができます。知る人ぞ知るスポットですが、外国人観光客にも人気があります。

5位: 哲学の道(京都市左京区)https://tetsugakunomichi.jp/

■見どころ:四季折々の自然が楽しめる散策道で有名観光スポットの南禅寺から銀閣寺までの途中にあります。地元民の手により保護が進められており、ソメイヨシノのほかヤマザクラ、オオシマザクラなど異なる種類の桜が水路の両サイドに植えられています。飲食店やカフェ、土産物店、陶器店などが点在しているので、ゆっくり散策しながら歩きたいスポットです。交通がやや不便なので専用車を使うとスムーズです。

アクセス:https://goo.gl/maps/FtmxbbML6222

■例年の開花時期:3月下旬~4月上旬

<周辺情報>

■銀閣寺(慈照寺・銀閣):http://shokoku-ji.jp/g_about.html

500年前に建立された歴史のある禅寺。京都市北区にある鹿苑寺・金閣と合わせて有名な観光スポットです。金閣とは反対に落ち着いた雰囲気を醸し出し、山々を背景にした散策が楽しめます。比較的閉園が早いので、余裕をもって訪れると良いでしょう。

開園時間:夏季(3/1-11/30)午前8:30~17:00
冬季(12/1-2/末日)午前9:00~16:30

比較的ゆったり桜を見られる!京都のお花見穴場スポット

1.祇園白川(京都市東山)

京都の繁華街に近い白川沿いに、ソメイヨシノやシダレザクラ、ヤマザクラなど異なる種類の桜が植えられています。規模は大きくありませんが、神社や橋、石畳との光景が見事で、地元の人の多く訪れるスポットです。夜はライトアップされますが、年度によって実施が異なるため、事前に確認しておきましょう。

■例年の開花時期:3月下旬~4月上旬

■穴場の理由

繁華街に近いせいか、平日の午前中は観光客が少ない傾向にあります。観光に出かける前に、朝の散歩として散策すると京都らしい光景を楽しみながらお花見できます。

■アクセス:https://goo.gl/maps/6fK313eV8tv

2.平野神社(京都市北区) http://www.hiranojinja.com/

ソメイヨシノをはじめ約50種、400本の桜があり、満開の時期は圧巻です。特に、平野神社発祥のサキガケザクラは早咲きで、京都のお花見の始まりを知らせるシンボルとなっています。歴史も古く、文化財としても見応えがあります。

開園時間:6:00~17:00(※桜のシーズンは21:00頃まで。年度により異なるため要確認)

■穴場の理由

桜のシーズンはライトアップされた夜桜が有名なため、平日の午前中は比較的空いています。朝6:00から開いているので、観光巡りの前に立ち寄ると良いかもしれません。

■アクセス:https://goo.gl/maps/5bZJphzjt9p

混雑に巻き込まれずに「桜」を見るための裏技

■早朝にお花見をする

京都にある神社・仏閣の多くは、朝5時~7時開園など、早朝から解放されています。混雑を避けるには早起きして、午前中にお花見巡りをすると、比較的ゆったり桜を眺めることができます。空いていれば写真撮影もスムーズにできます。専用車を使えば、午前中にお花見、午後から観光など効率の良いスケジュールが実現します。

■電車やバスでは行きにくい場所へ行く

あちこちに観光スポットが点在している京都は、電車やバスなど公共交通で観光巡りをする人がほとんどです。そのため、最寄り駅から距離がある少し不便な場所のお花見スポットは、比較的空いています。専用車を使えば、市街地より遠いお花見スポットへもスムーズに行くことができ、見学したあとも直ぐの移動が可能。行きたいスポットを絞って、効率よく回れます。